エアコンシェア争い

エアコンシェアのトップがパナソニックからダイキン工業に交代しました。さらに、エアコンを選ぶ基準も変わってきました。。エアコンの価格面だけに注目した選択基準から、エアコン自体の清掃のしやすさなどエアコンの使いやすさも比較されるようになりました。エアコンの選び方が基本的に大きく変わってきと言えます。

エアコンシェア争い激化

かつては贅沢品の代名詞ともいえたエアコンですが、現在では一部屋に一台といった時代になりました。一家に一台の時代は遠い昔のことのようです。この大きな原動力は経済の発展と生活環境の向上ですが、エアコンメーカー各社の技術開発による性能の向上、価格競争が、エアコンの爆発的な普及の後押しをしてきました。

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エアコン販売戦国時代

さまざまなメーカーがエアコンを発売しています。今までは、性能の高さがエアコンを選ぶ第一条件でした。しかし、近年では、手入れのしやすさ、ランキニングコスト、CO2削減などのエネルギー問題への取り組み状況なども考慮されるようになりました。消費者の選択の基準もまさに多様化しています。エアコンメーカー各社は、独自の機能の開発を通じ、消費者にアピールしようと熾烈な開発・販売合戦が展開されています。まさにエアコン戦国時代です。

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ダイキン工業ルームエアコンシェア1位に

日本国内のルームエアコンシェアは5大メーカーがシェアを分け合ってます。5大メーカーとは、パナソニック、三菱電機、ダイキン工業、東芝キャリア、日立ホーム&ライフソリューションです。各社のシェアは10%~15%の間を上下動しています。 とても厳しい競争でした。

パナソニックが、ルームエアコンシェアのトップの座を長年にわたり守り続けてきました。しかし2004年、ダイキン工業がパナソニックを抜きルームエアコンシェアトップの座を獲得し、業界が動いた一年ととても話題になりました。

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ダイキン工業のシェアについて

ダイキン工業はヨーロッパと中国ではシェアの1位を獲得するほどの世界トップクラスの空調メーカーといえます。世界的名声の例として、中国では「自宅にダイキンのエアコンを備えることがステイタス」と言われるほどです。日本国内でも業務用エアコンシェアではトップを獲得してしましたが、ルームエアコンではシェア・知名度ともに今一歩の観がありました。

しかし、ダイキン工業がエアコンシェアトップを獲得しました。2004年にはルームエアコンシェア16.5%、業務用エアコンは42%と名実ともに日本最大の空調メーカーとなりました

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ぴちょんくん の積極的な活用

ダイキン工業のルームエアコンが急激に売り上げを伸ばした大きな理由は、イメージキャラクター「ぴちょんくん」を積極的に活用し、これまで知名度が高いとはいえなかったダイキン工業のイメージを一気に広げました。

実際にダイキン工業のルームエアコンの売り上げが伸び始めたのは、「ぴちょんくん」をイメージキャラクターとしたエアコン「うるるとさらら」シリーズが発売されてからの事です。

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ぴちょんくんをエアコン販売に直結させる

ぴちょんくんのグッズを販売するなどさまざまな事業に積極的にぴちょんくんを活用し、ぴちょんくんのキャラクターによってダイキン工業の知名度は一気に一般消費者に広く浸透し、それをルームエアコンの売り上げへと結びつけました。

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ダイキンによるグッドマン・グローバル買収

ダイキン工業は2012年8月29日に、アメリカの家庭用エアコン業界の最大手グッドマン・グローバルを37億ドル(約2923億円、1ドル=79円換算)で買収しました。

ダイキンはエアコン事業で2010年度の世界シェアが1位となり、2011年度のエアコン事業の売上高は1兆400億円と首位維持しています。

世界でのシェアが2、3位は中国系のメーカーであり、その激しい追い上げを受けています。

アメリカのシェアトップ企業を傘下にすることで、首位を固めて、相乗効果を発揮するする事を意図しています。

ダイキンの空調事業の売上高は、日本よりアメリカの方が売上高が多いです。

2016年度日本4,317億円、アメリカは5,314億円です。

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今後のエアコンシェア争いに注目

ダイキン工業の躍進は、エアコンの販売手法に新たしい風をふきこみました。

エアコン本体の性能だけに注目し競争するのではなく、プラスアルファの要素も非常に重要となってきました。

今後のエアコンシェア争いは、とても注目できますね。

また、ダイキン工業は、グループの技術力アップを狙って「技能オリンピック」を2年に1回開催しています。

ダイキン工業の世界各国の生産拠点から技術者を集まります。

それぞれの種目ごとに技術者が腕を争いあいます。

ダイキン工業は世界的にM&Aを実施していますので、買収した企業の技術力の向上を目的としています。

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